銀塩写真・オールドカメラのらりくらり漫遊記
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閑雅な食慾
Untitled

展示物のなにも載っていない皿を見ると、なんとなく萩原朔太郎の「閑雅な食慾」が思い起こされたりします。
松林の中を歩いて
あかるい氣分の珈琲店をみた。
遠く市街を離れたところで
だれも訪づれてくるひとさへなく
林間の かくされた 追憶の 夢の中の珈琲店である
をとめは戀戀の羞をふくんで
あけぼののやうに爽快な 別製の皿を運んでくる仕組
私はゆつたりとふほふくを取つて
おむれつ ふらいの類を喰べた。
空には白い雲が浮んで
たいそう閑雅な食慾である。
   (「底本青猫」)

ふほふく、が言ってみたい、書いてみたい衝動を誘います。

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